ワンカットに想いを載せて・・・!
今回は高校生の応募が沢山あり期待しながら審査、最終的に四作品がノミネートされました。どれも放送部の製作で、若者の映像への熱い想いを感じました。
ただ、SNSなど難なく取扱う若者世代には、手軽に撮影できる為か、一枚の絵(映像=ワンショット)の撮影に執着心が足りないように思えます。この映像を是非観てほしいという作り手の熱意=情熱よりも、言いたいことを次から次に切取って、次から次と表現する。
勿論放送部さんなので、伝えることが大切なのは判りますが、映像祭となると絵で表現することに主眼を置いてほしい。ワンカット、ワンカットのモンタージュが作品を創り上げていきます。兎に角、絵の積み重ねです。その為には引き絵(ロングショット)、寄り絵(ミディアムショット、アップショット)と映像に変化を持たせることも大切です。それでも作者の想いが伝わらないとなれば、そこで初めてナレーションを加え、スーパー等で捕捉しましょう。折角苦労して撮影した映像です。可能な限り映像を汚さない・・・・こんなことを考えながら作品として仕上げて貰いたい。レポートではなく、観客の皆さんがもう一度見て観たいと思える作品に仕上げてほしい。ちょっと視点を変えるだけで、夢と感動を届けられると思います。
この映像祭は大きなスクリーンで鑑賞して貰います。モニターでの審査ではなく、観客と一体となった審査会=コンクールと位置付けております。
「命を届ける場所」が大賞に選ばれました。作り手の優しさが伝わるとても良い作品です。これからも映像創りを楽しんでもらいたいと思います。
(京・嵐山にて)
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